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生産者悲鳴 相次ぐ農作物の大量盗難 対策は?(静岡県)

2021年06月10日(木)  静岡放送
県内でいま農作物を狙った大量盗難被害が相次いでいます。被害に遭った生産者が苦しい胸の内を語る中で浮き彫りになったのは防犯対策の難しさです。

 <盗難被害に遭った男性>「(Q.どこが被害に遭った場所ですか?)この先ですね、切った跡。太い枝の先にはみんな(実が)ついてたんだけど」
 無残にも切られた枝。本来なら、食べごろを迎えるマンゴーが実っているはずでした。先週、焼津市内のビニールハウスから高級フルーツ「マンゴー」が約100個盗まれました。時価にして16万円相当。1年間、手塩にかけて育て、出荷まで1カ月に迫っていたタイミングでの被害でした。
 <盗難被害に遭った男性>「切ったものは元に戻らない。悔しい、当然」
 県内ではいま、農作物が大量に盗まれる事件が続いています。6月10日も静岡市駿河区の果樹園からビワ10キロが盗まれました。6月5日には、森町では人気のブランドトウモロコシ「甘々娘」約3000本が何者かに盗られる被害も起きています。
 <警察官>「不審者を見つけた時には通報をお願いします」
 焼津市の野菜直売所では10日朝、警察官が農家に直接注意を呼びかけました。
 <農家>「暗い時間や朝方に足を運んで現地を見るしかない。広範囲になるので(対策は)非常に難しい」
 被害は防ぎたいものの、農作物を守るためにできることは限られています。焼津市内でキュウリを育てる桜井さんは、ビニールハウスの入り口に鍵をかけています。
 <農家 桜井亮平さん>「これだけです。これしか今のところやれる事はないです」
 多くの畑は誰でも出入りしやすく、ビニールハウスも太陽の光を取り込むために中と外をビニール1枚で隔てているだけです。
 <農家 桜井亮平さん>「人が入る、盗みに来るというのは(農家は)想定していない」
 マンゴーを盗まれた生産者の男性は今後、対策を強化するということです。
 <盗難被害に遭った男性>「(防犯対策は)大きい施設農家なら採算が合うが 小さい零細の農家は見合わない。被害に遭っても泣き寝入り。採算度外視でセキュリティーをしなきゃ」
 警察によりますと、犯人は下見に来ることが多いことから、地域の見守りの目を増やしていくことが被害を防ぐことにつながると呼びかけます。

6月10日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6
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