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裁判“無視”で報酬差し押さえの静岡市議に辞職勧告決議 自民のぞく全会派が賛成

2021年09月15日(水)  静岡第一テレビ

9月15日午前の静岡市議会

(静岡市議会議長)

「原案の通り可決することに賛成の諸君の起立を求めます。起立多数。よって発議第4号は可決することに決定しました。」

可決されたのは静岡市清水区選出で自民党市議団に所属する山本昌輝議員(42)に対する辞職勧告決議案。

山本議員は議員になる前の去年6月、赤信号で停止していた車に追突する事故を起こしたが、被害者の治療費や車の修理費などを支払わなかった。

山本議員は任意保険に入っていなかったという。

その後、行われた裁判には一度も出廷せず、市議に当選後の4月に出た賠償金の支払いを命じる判決にも応じなかったため、議員報酬の一部約38万円と選挙のために納めていた供託金50万円が裁判所に差し押さえられていた。

前代未聞の事態を受け、静岡市議会の創生静岡や共産党など4つの会派は「市民の信頼を失墜させた」として、山本議員に対する辞職勧告決議案を提出した。

一方、自民党市議団は「本人は信頼回復に努める姿勢を示しており地域住民の声を市政に届けるために職責を果たす義務がある」と主張した。

決議案には当初、山本議員が所属する自民党市議団のほかに公明党と志政会が反対するとみられていたが結局、自民をのぞく全ての会派が賛成したため「賛成26 反対20」の賛成多数で可決した。

しかし辞職勧告決議には法的拘束力はなく、勧告通り辞職するかどうかは「本人の意向」次第。

議会での可決を受けて山本議員は…

(山本議員)

「私自信は職責を果たしていきたいという思いは変わっていない。いろいろな方へ相談し総合的に考えたい」

「直ちに辞職する考えはない」としたうえで、進退については後援会などに相談し「1週間以内に回答する」と話した。

一方、山本議員が所属する自民党市議団の石上会長は…

(自民党市議団 石上会長)

「本人が厳粛に受け止めなくてはいけないし我々議員団もこれから残された期間、有権者の皆様の理解を得られるような議員活動をしっかりしていくことを期待したいし、そうさせていきたい」

議会事務局によると静岡市議会で辞職勧告決議が可決されたのは「確認できる記録の中では初めて」とのこと。

今後、山本市議はどのような決断をするのか

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