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浜松市の行政区再編 最終候補とは違う南北3区案で合意(静岡県)

2021年11月25日(木)  静岡放送
浜松市の新しい形がほぼ確定しました。市の行政区再編を検討している市議会の特別委員会は11月25日の会合で、現在7つある区を南北に分けた3つの区にする案で合意しました。
 
<浜松市議会特別委員会 高林修委員長>「私の方で結論付けさせていただいてよろしいでしょうか。区の数につきましては3区とすることとし」
 市議会の特別委員会が25日に決定案としたのは、浜松市を南北に3つに分け天竜区は現状のまま、真ん中の区は今の北区の大部分と浜北区、一番南側の区をその他の今の中区、南区、東区、西区などで構成する案です。特別委はこれまで2区案、3区案、4区案から最終的な絞り込みをしていました。しかし、意見が割れ、それぞれの了承を比較的得やすい、最終候補とは違う形の3区案が11月15日の会合で急浮上していました。

<鈴木吉彦記者>「きょう決定した3区案は、全く影も形もなかったわけではなく、3つの案に絞り込むまではあったプランです。しかし、いったん、議論のまな板の上から降ろされたものでした」

 では、なぜ再浮上したんでしょうか。

<鈴木吉彦記者>「最終局面で、こじれにこじれたからです。特別委では、候補の案を行財政改革の推進や地域自治など25項目の観点で採点をしました。その結果、総合点ではわずかな差ですが3区案がトップでした。しかし、前回の会合でも委員の支持は2区案支持が6人、3区案が2人、4区案も2人と意見が割れていて、収拾をつけるなら間をとって、且つ総合点トップの3区案にするしかない状況でした。一方で、旧3区案は住民から西側に位置する区の区役所の位置をめぐって、今の北区役所にするか、西区役所にするか引っ張り合いが起きていました。これを打ち消すには新しい3区案が必要だったわけです」

 これで最高の案になったのか、丸く収まったのか気になるんですが。

<鈴木吉彦記者>「まず区割り再編の最大の目的である行政のスリム化という面では、最も一番支持者が多かった2区案の方が優れていました。しかし、きょうの会合で自民会派が真ん中に置く区は、果実の栽培など共通の産業があることや新東名、東名などの共通の交通インフラを持っていることなど、今後の発展につながる要因を挙げ、他の会派もこれに同調しました。ただし、区役所の位置をめぐっては真ん中の区は区役所の位置が最も人口の多い浜北になります。本庁に吸収される西区役所はともかく、北区の住民は、区役所を浜北に「持ってかれた」というわだかまりが残るかもしれません。この点について特別委の委員長はこう話しています」

<浜松市議会特別委員会 高林修委員長>「簡単には北区の皆さんは承知できないかもしれませんが、浜松市全体のことを考えて頂いて納得して頂くしかない。この形が、将来浜松市が施策をしていく上で一番効果的な形ではないかと考えています。それについては自信を持っています」

<鈴木吉彦記者>「実は話し合いを重ねてきた委員の間には、もう決着をつけねばならないという気持ちが強くありました。この行政区再編の議論は延々と6年も続けてきたからです。それが最終局面にも現れたように思われます」

 この3区案は12月7日、正式な内定案になる予定です。
#オレンジ6 #おれんじ 11月25日放送
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