静岡のニュースポータルサイト

全国で課題となっている医療現場での濃厚接触者の扱い 静岡県の現場では

2022年01月14日(金)  静岡放送
全国で感染爆発が起きる中、大きな課題となっているのが濃厚接触者の扱いです。待機期間の短縮をめぐって議論が続いていますが、県内の医療現場は待ったなしの状態です。

<看護師>「ここから先がコロナ病床になります」
 県内1日当たりの新規感染者が4カ月ぶりに200人を超えた1月12日、藤枝市立総合病院のコロナ病棟には、意外な光景が広がっていました。
<記者>「入院患者はいないのか」
<看護師>「オミクロン株が流行っていて、ほとんどが軽症で、入院する数は少なくなっています。(コロナ病床では)今のところ負担は少ないと考えています」
 これだけ急激に感染者が増えたにもかかわらず、なぜ、入院患者はいないのか。背景にはオミクロン株特有の症状が関係しているといいます。
<藤枝市立総合病院 毛利博事業管理者>「(オミクロン株は)デルタ株と比較すると、約3~4倍ぐらい感染力が強いといわれています。ただ、重症化率については低いといわれていて、人工呼吸器やECMO(医療機器)を使い、大変な状態になることはゼロではないが、圧倒的に低いパーセンテージになると思う」
 しかし、油断できないのが感染力の強さです。これが濃厚接触者の数にも影響を及ぼしています。
<藤枝市立総合病院 毛利博事業管理者>「オミクロン株の感染者のそばに(適切な対応をせず)5分程度いたら濃厚接触者になるんじゃないかなと考えていますけど、そうすると濃厚接触者が非常に増えてくる。特にエッセンシャルワーカーが仕事に出られなくなる。医師や看護師が濃厚接触者になると、医療提供体制が堅持できなくなるということがありますので、病院の機能が低下する」
 すでに感染爆発が起きている沖縄県内では、新型コロナに感染したり、濃厚接触者になったりして欠勤している医療従事者の数は1000人目前まで増え、病院で一般外来の制限や救急受け入れの制限が相次いでいます。対応に苦慮した政府は、濃厚接触者の待機期間の見直しに踏み切ります。
<後藤茂之厚労相>「濃厚接触(が増える)ことで、医療現場の維持が大変厳しくなっているという沖縄からの要請もありまして、濃厚接触者は毎日検査を行うことで医療提供に従事できる」
 医療従事者が濃厚接触者となった場合には、毎日検査を行うことで勤務を続けることを可能にし、12日、全国の自治体に通知しました。藤枝市立総合病院では、状況を見極めながら17日月曜日にも対応を検討するとしています。
<藤枝市立総合病院 毛利博事業管理者>「これまでのデルタ株と比べ、オミクロン株ではフェーズが変わってきている。医療に対しての負担は強くないが、社会に及ぼす影響が甚大。どこまで濃厚接触者に対して踏み込んで考えるか、国としても検討をしていただきたい」

 濃厚接触者の待機期間については、14日新たな動きがありました。政府は医療従事者など社会経済活動の維持に欠かせない「エッセンシャルワーカー」について、現在の14日間から待機6日目の検査で陰性であれば解除に、それ以外の一般の人は10日間に短縮する方向で最終調整に入りました。
#オレンジ6 #おれんじ 1月14日放送
< 前の記事            次の記事 >

その他のニュース

ページ上部へ戻る