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熱海土石流 ホテル退去 避難生活から新たな生活へ

2021年09月15日(水)  静岡放送
熱海市の土石流被害を受けて避難所となっていたホテルは9月15日が受け入れの期限でした。住民たちは生活再建のための一歩を踏み出しました。

 熱海の土石流被害を受けて100人余りの住民が避難していたホテル。避難生活の受け入れ期限を迎えた15日、住民は荷物を運び出す作業に追われました。
 <住宅が被災した太田樹さん>「うちの家族は湯河原に引っ越すんですけど、やはり寂しい。できることなら伊豆山に残りたかった」
 ただ、被災地からの引っ越し作業は簡単ではありませんでした。後藤光雄さん75歳です。自宅の被害は免れたものの、立ち入りができない「警戒区域内」にあるため、市営住宅への入居を決断しました。
 <後藤光雄さん>「私はまだ家が残ってたから良かったけど、家財道具を取りに行きたいけど警戒区域だから入れないんですよね。タンスとか補充しなければいけないものがあります」
 9月12日、自宅の荷物を運び出しに向かいました。警戒区域に入ることができるのは、重機が止まっている日曜日だけです。市営住宅での生活に必要な家財道具を限られた時間で運び出さなければなりません。運び出せたのは軽トラック2台分の荷物だけでした。
 <後藤光雄さん>「(運べたのは)半分くらいですね。母のベッドと洋服とか布団ですね。これだけ運べたからありがたく思っています」
 後藤さんは14日、99歳になる母親のてる子さんと避難所のホテルを退去しました。この市営団地で新しい生活が始まります。
 <後藤てる子さん(99)>「おーキレイ。キレイな景色」
 <後藤光雄さん>「ここで一安心。ここで過ごさせていただきます、2人で。ボランティアの方とか役所の方とか、日本中の皆様に援助をしていただきましてね。本当にありがとうございましたって言いたいですよね」
 発生から2カ月あまり、後藤さんは新たな環境で生活再建に向けて動き始めました。

9月15日 SBSテレビ「ORANGE」放送
#オレンジ6
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